井戸の中から星はみえる。

家の中にいると

というか子育てをしていると

海の底にいるような

しぃんとしたところにいるような気持ちになることがある

元号が変わるとか

消費税があがるとか

たしかに自分の生活に変化はあるのだけれど、満員電車に乗って通勤したり、毎日違うことをえいやと片付けていくような生活とは全く違った、独自の世界だ。

もちろん他の人と話したり、新しい世界を知ったり、窓はあるのだけれど

今までとは違う世界に来てしまったかのように感じる。

この間ある短編映画を見て、

ああそうか、ここは井戸の中なのか と気づいた。

ノルウェイの森に出てくるような、小石を落としても全く音のしないような深い井戸を想像する。どこにでもあって、でも誰にも気づかれないような井戸。

もちろん暗いけれど悲しいだけでなくて、一年中温度が一定だったり、風は吹き込んでこないような安全な場所でもある。

そんな井戸の中。

外にいる人が羨ましくて苦しくてたまらなくなることもある。

けれど、夜になってみんなが寝静まったら、井戸の中からでも星は見えるのだ。

きらきら、きらきら。

星の唄が聴こえるくらい、きっと星が見えるのだろう。

なんとなく、そういうのいいな と思いながら、

きちんと心に留めていこうと思う日々。

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