受け継がれるもの

大学時代の友人と再会。数年ぶりでしたが、お互い相変わらずで楽しいひと時でした。

その子のお家はご両親が民芸好きで、幼い頃から民芸の器や家具に囲まれて育ったそう。そして本人も段々と大人になって良さがわかってきた と言っていました。

うらやましい。そう素直に思います。

器を一から集める楽しさもありますが、やはり小さい頃から培われてきた眼には敵わない。そしてやはり親から子へと引き継がれるものの美しさというものがあると思います。

作り手の技の伝承もですが、使い手の使い方や価値観の伝承。それが当たり前のように連綿と続いていく。私の理想です。

どんなに美しく、使い勝手の良いモノも、使い手がいなければ絶えてしまうのです。また、使い手が増えれば、作り手になろうという人も出てくるのでしょう。

まぁ、もちろん私のように 突然変異的に民芸に目を向ける人も多いのでは?と思います。昨今の民芸ブームも然り。

ただ、ブームというのは一時的なものを指すので、それによって過度に職人さんが疲弊することのないといいなと気にしています。それよりも細く長く…付き合っていきたい。そんな風に願っています。

私も今使っているモノ、買おうとするモノが果たして子供にも受け継げるのか?また、受け継ぎたいと思ってもらえるのか?と考えるようになりました。

今は私が「手仕事!」と言って、かつ布教?しているので、旦那さんも興味を持ってくれたり、カゴを一緒に選んだり、父がガラスや陶器をお土産にくれたりしています。ありがたい。ありがとう!!

着物然り、民芸然り…その人本人の趣味にも大きく左右されますし、必ずしも手仕事を良しとするわけではないでしょう。私の娘が将来、思い切り違うジャンルが好きになることだってあり得るわけです。私の母は全く着物着ませんし。

ただ、こだわりのあるものに囲まれて育つというのは、得難い体験にはなると思うのです。私も民芸に興味を持ったのは、両親が洋食器を集めて使っていたから。

友人の「今になって、どれだけ贅沢な環境で育ててもらっていたのかがわかった」という言葉に、なんだか勇気をもらえたのでした。

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