尾崎 利一さんのカゴ。

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何度見ても美しい。

丁寧に削られた真竹が、こんなに美しくなるなんて。

しかもそれを数十年作ってこられたなんて…驚嘆。

鹿児島、尾崎利一さんのカゴです。
もとは高知にお住まいだったそうですが、鹿児島に転居され
籠を作り続けてこられたそう。

ため息が出る、この美しさ。

もやい工藝の久野さんもkuno×kunoでご紹介されていました。
このカゴに出会ったのは、cosmic wonderさんの展示で。

このカゴは、どなたが編まれたのですか?と思わず確認してしまうほど端正な籠でした。

話を聞くうちに、なぜ鹿児島の奥地で、しかもお一人で、こんなに手の込んだカゴを作っているのだろう?
なぜこんなモダンな形になったのか…??

と頭の中は?だらけ。気になりました。

また、初日に朝から並ばれていた方が、真っ先に手にしたカゴ。
「もう、手に入らないと思うので」とおっしゃっていたように、尾崎さんはご高齢だそう。

手仕事が失われてしまうのは、焦ります。

焦っても仕方ないのですが、その時私は焦っていました。

そして、尾崎さんの買い物かごを求めようと思いましたが…
荷造りの様子を見ると、入る余地なし。

というわけで、今回は断念しました。
冷静になってみれば、使う場が自分で用意できていないのに手に入れるのは、カゴにとってもかわいそう。
しかも、この不思議な焦りが、職人さんたちを追い詰めることにつながりはしないかと少し心配になり、
反省しました。

でも美しいものを残したい…

と、撮影させていただきました。

私はこのカゴの底が大好きです。
まるで渦潮のようで、見ているとひきつけられます。

力強い竹のしなり。

尾崎さんがお元気でいられるように、また、いつかこのカゴを作ろうとする方が現れるように
願ってやみません。

 

2 thoughts on “尾崎 利一さんのカゴ。

  • 2016年4月4日 at 8:23 PM
    Permalink

    美しいですね!
    あの方が一目散に駆け寄って愛おしそうに手にされていたかごは、このカゴだったのですね。
    私は私のカゴに忙しく(笑)会場で確認することはできませんでしたが、後々ずっと気になっていました。
    カシオペアさんのおかげで謎が解消されました!
    ありがとうございます。
    不思議な焦り、とてもよく分かります。
    私もいつも焦っているかも。
    一方で今持っているかごたちをちゃんと使ってあげたい、という気持ちも強いです。

    Reply
    • 2016年4月5日 at 5:03 AM
      Permalink

      mugicaさま
      美しいですよね!!あの方の持っていたものは、さらに手に竹が巻いてあるものでした。
      私も気になって御本人に直接聞いてみたのです
      mugicaさんの謎が解消されてよかったです少しはブログが役立つと嬉しいなぁと思いつつ書いています。
      そうですね。焦りますよね。沢山大切に使って、次の世代につないでいきたいですね。

      Reply

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