愛おしい世界。

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朝、モミジイチゴの花に、あたたなか陽の光が降り注いでいる。

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赤ちゃんのぎゅっとにぎった手のような、シダの新芽。

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ほろほろとこぼれるように咲く、スミレたち。

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名にふさわしい小さな人魚が、柔らかい葉の上にいるヒメオドリコソウ。

派手ではないし、どちらかと言えば目立たないかもしれない子たち。

けれども、森の緑の中ではキラキラと輝くような子たち。

どれもとても好きで、愛おしい。

きっとこれからますます春めいて、
ニリンソウやヤマザクラがわっと咲いて

そんな様子を朝早くこっそり見るのが好きでした。

誰よりも早く森へ入って、朝の鳥の集会に行きあったり、

セミの羽化や虫たちを見つけたり、

森のいい匂いを胸いっぱいに吸って

朝露に濡れた美しい植物たちを写真に収めたり…

そういう生活を送っていたことが、どんなに幸せだったのか、

手放してみて気づきます。

送別会では泣かないのに、こういう風に森の様子を思い出して
胸がぎゅーっとなるのは不思議なものですね。

けれど、人生の節目節目で導かれるように訪れる森なので

またきっと関わることのできる日が来ると思っています。

ありがとう、また来ますね。

そう一礼して森を去ったのでした。

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