三谷龍二さんの本。

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先日図書館で借りてきた「木の匙」をよみました。

木工作家(でいいのでしょうか)三谷龍二さんの本です。

三谷さんのことはちらほらネットを通して見聞きしていたのですが、

重力ピエロ(伊坂光太郎さん)の本の装丁をやっていた人だというのは知りませんでした。

伊坂さんの作品が好きで、特に重力ピエロはとても好きで、

「雰囲気ある装丁だな~少し暗めだけれどそれもぴったり。」

そんな感想を持っていて、また美術だか国語だかの教科書も同じような彫像の装丁だったな~
有名な彫刻家なのかしら。

な~んて感想を持った彫刻家が、まさか三谷さんだとは。

いやはや長年自分の中で別々だったものが

ぴったりくっついた不思議な感覚でした。

そういうわけで、彫刻家としての顔を持つ三谷さんは、スプーンなどのカアトラリー、食器を木でつくる作家さんでもあり、絵描きさんでもあり、ご自身で本も書く多彩な方でもあるのです。

ご本人曰く「副業というのではなくて、全て自分の中ではつながっている」とのこと。なんだか三谷さんの作るものをみていると、バランスがいいなと思う。それは、彫刻と言う非現実的なモノも、カトラリーという実用性を求められる現実的なモノも、両方作っているからなのかもしれません。

彫刻はとくに、ファンタジーのような印象も受けると同時に、地に足がついている安定感も感じられる作品です。ぜひ今度実物を見てみたいです。

さて、だいぶ脱線しましたが、「木の匙」はとても心地よく読める本です。

詩的な音の良い文章、そして一番は三谷さんの人柄や実際にいらっしゃる環境も相まって、ピアノの優しい音が聞こえてきそうな本です。

個人的には、村上春樹さんをもーっとまろやかに、甘くした感じで好みでした。

(あくまでも個人的な感想です。悪しからず。)

最近金属のスプーンの歯にカチリと当たる感じが、困るなぁ…と思ってきたところなので

いつか木のスプーンもいいかも。なんて思うのでした。

三谷さんのホームページはこちら

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